ホン書き旅館 和可菜

ここは牛込、神楽坂。
江戸情緒を色濃く残す石畳の裏路地にひっそりと佇む「旅館　和可菜」
「男はつらいよ」を初めとする脚本＝ホンの名作がいくつも書かれたホン書きの旅館です。
今井正、内田吐夢、山田洋次、深作欣二、浦山桐朗、早坂暁、市川森一、竹山洋など当代一流の映画人が逗留し数々の名作が生み出されました。
この旅館で書かれた作品が数多くヒットすることから別名「出世旅館」と呼ばれているそうです。


昨日は花のお江戸に出張でした。夜、久しぶりに神楽坂で友人と会う事になり・・・
お宿は以前から気になっていた「和可菜」へ。
女将の和田敏子さんにもお会いしてみたと思っていました。


幾人もの著名な作家、映画監督などが泊まったにも係わらす、その痕跡は一切見当たりません。もちろん色紙なんてヤボなものはありません。
宿泊は２階の５部屋、昔ながらの質素な旅館です。１階に小さなお風呂が一つ。
御歳８０歳を越える女将は凛とした素敵な方でした。

朝食付きで１１，０００円。

旅館　和可菜
東京新宿区神楽坂４－７
０３－３２６０－３７６９