cafe MAKAP の 焙煎工房にて |
五感を研ぎ澄ませ、焙煎に打ち込む後ろ姿はオーラを放ち、何者も寄せ付けません。
静かな工房には、一定のリズムを刻む窯の音だけ。
1分間に100回転。それはまるでコーヒーと会話をしているかのよう。
優しく、滑らかに。
目で立ちのぼる水蒸気を。
耳で窯の中のコーヒーの音を。
鼻で徐々に焙煎させる香りを。
手で微かに伝わるコーヒーの重さの変化を。
1爆(はぜ)が終わり2爆へ。
第6感も使い、全神経を集中させ、最後の1回転。
手早く、冷却へ・・・
仕上がったコーヒーを優しく手ですくう姿は愛に満ちていました。