初秋の尾瀬 燧ヶ岳

秋の衣替えが始まった尾瀬・燧ヶ岳（ひうちがたけ）に行って来ました。


大清水―燧ヶ岳往復２６ｋｍの長丁場。早立ちが基本なのにいつものように（？）出発が遅くなってしまいました。
三平峠の木道。オオシラビソ、トウヒ、コメツガの森。木漏れ日が気持ちいいです。

三平下でコーヒーブレイク。こんなに余裕こいてていいのかなぁ、でも尾瀬に来るとコーヒーを入れたくなるんだよねぇ。

尾瀬沼山荘前の売店では花豆ジェラートが売り切れだったので長蔵小屋の売店に移動。
長蔵小屋手前から見た燧ヶ岳。

じゃ～ん！。ありました！尾瀬定番の花豆ジェラート！。これから登る燧ヶ岳とともに。
あの山の頂上に行くんだよなぁ、ほとんど観光気分だよ。大丈夫？

大休憩を２回もしてしまい。時計を見たらすでに１０時をまわってるよ。
ヤバイなぁ、帰りはヘッドライトのお世話になっちゃうかなぁ、明るいうちに一ノ瀬に着けば大丈夫♪なんて思いながら出発です。
浅湖（あざみ）湿原から長英新道に入ると、昨晩の雨の影響かどろどろ道です。
場所によっては沢になっているところも・・・流石、尾瀬。水は豊富だよね。
ミノブチ岳まではほとんど泥濘道でした。ミノブチ岳から見た尾瀬沼です。

燧ヶ岳は標高2,356ｍで東北以北最高峰です。柴安嵓（シバヤスグラ）、俎嵓（マナイタグラ）、ミノブチ岳、アカナグレ岳、御池岳の五峰から成り立っていて山頂は柴安嵓。
柴安嵓から見た尾瀬ヶ原です。

下りはナデッ窪。登山道には見えないなぁ。どう見ても沢だよ。しかも急登と言うか急下り。
大石がごろごろで、ちゃんと（?）水が流れてます。岩は苔が着いていたりします。
赤いテープや標はありません。尾瀬って、もっと親切じゃなかったっけ？？？
この下りで左膝を痛めてしまいました。
やっと、沼尻に着いたのは４時。湿原は草紅葉の装いに・・・
この時期の尾瀬は訪れる人は少ないようです。だれもいません。尾瀬独り占めだー。（この時間ならあたりまえだろ・・・）気持ちいい～。

沼尻休憩所で膝の応急処置（シップを貼っただけ）して南岸コースで三平下へ。
尾瀬沼山荘は沼が一望できる食堂で夕飯が始まってます。泊まり客の珍しそうな視線を感じながら三平峠へ。登っていくと、左膝はどんどん痛くなっていきます。峠上に着いた時は膝を曲げると痛みが走るよに・・・ストックを使って半歩、半歩下ります。あたりはどんどん暗闇に。
予定（？）では一ノ瀬でヘッドライトだったのが、ついにここからお世話になる羽目になっちゃいました。尾瀬と言えども装備は十分。ペツルのヘッドライトは夜道を明るく照らしてくれます。バックの中にはマグライトもあるし、ツエルトは大・小２つもあります。テーピング用のテープもあったので応急処置もちゃんとしないと後々ひびいてくるね。
大清水には８時着。しんどかったし、夜の山道は怖かった～。
良い子の皆さんは真似しちゃダメだよ。

コースタイム大清水６：３０－一ノ瀬７：３０－三平峠８：３０－三平下９：００・長蔵小屋１０：００－
俎嵓（マナイタグラ）１３：００－柴安嵓（シバヤスグラ）１３：３０－沼尻１６：００－三平下１７：００－三平峠１７：３０－一ノ瀬１９：００－大清水２０：００