2008年 10月 21日
色あざやかなり 江戸の夢 |
花のお江戸に出張でした。
そそくさと打合せを済ませて帰ろうと思いきや、お昼も食べずに白熱した会議になり、帰るに帰れない状況に・・・タイミングを見計らい脱出に成功。ブログねたに考えていたランチは止めて江戸東京博物館に向かいました。
そう、本日の本当(?)の目的は、

江戸東京博物館会館15周年記念特別展ボストン美術館浮世絵名品展です。
アメリカのボストン美術館には質の高さ、数量ともに世界一の規模の浮世絵が収蔵されています。その膨大な収蔵品の中から厳選された第一級の作品が里帰りをしているのです。
晴信、歌麿、写楽、北斎、広重などの代表絵師はもちろんですが、僕の見たかった歌川国政や磯田湖龍斎の揃物、鳥居清長の美人画が出展されているのです。
図録の表紙にもなった磯田湖龍斎の「雛形若菜の初模様」は120枚に及ぶ揃物。これはその代表作 四つ目屋内 かほる 梅の しげの です。(かほるは四つ目屋善蔵おかかえの遊女)

雛形とは、見本帳。若菜の初模様とは、正月に初めて着る着物の柄のことです。 つまり、「雛形若菜の初模様」は遊女に新作着物を着せた江戸のファッションカタログ、もしくはモード誌のようなもだったのかもしれませんね。
磯田湖龍斎の美女をさらにリアルにした健康的美女画で一世を風靡したのが鳥居清長です。
清長の描く八頭身美人は東洋のヴィーナスとよばれました。

そして展覧会のポスターやチラシ、看板を飾った歌川国政の「市川蝦蔵の暫(しばらく)」

歌舞伎十八番「暫」の、役者の顔を真横から描いた、斬新で迫力ある構図で、市川家の家紋「三枡」が強調されたデザイン性に富んだ迫力ある大首絵です。
僕の大好きな国政の大首絵は残念な事に3点しか展示されれませんでした。
面白いところでは歌麿はこんな絵も描いていたのですね。ボルタニックアート?

勿論、晴信、歌麿、写楽、北斎、広重などの浮世絵どれも最高の状態のものばかり。
やっぱり本物は凄いです。
江戸東京博物館会館15周年記念特別展
ボストン美術館浮世絵名品展
そそくさと打合せを済ませて帰ろうと思いきや、お昼も食べずに白熱した会議になり、帰るに帰れない状況に・・・タイミングを見計らい脱出に成功。ブログねたに考えていたランチは止めて江戸東京博物館に向かいました。
そう、本日の本当(?)の目的は、

アメリカのボストン美術館には質の高さ、数量ともに世界一の規模の浮世絵が収蔵されています。その膨大な収蔵品の中から厳選された第一級の作品が里帰りをしているのです。
晴信、歌麿、写楽、北斎、広重などの代表絵師はもちろんですが、僕の見たかった歌川国政や磯田湖龍斎の揃物、鳥居清長の美人画が出展されているのです。
図録の表紙にもなった磯田湖龍斎の「雛形若菜の初模様」は120枚に及ぶ揃物。これはその代表作 四つ目屋内 かほる 梅の しげの です。(かほるは四つ目屋善蔵おかかえの遊女)

磯田湖龍斎の美女をさらにリアルにした健康的美女画で一世を風靡したのが鳥居清長です。
清長の描く八頭身美人は東洋のヴィーナスとよばれました。

そして展覧会のポスターやチラシ、看板を飾った歌川国政の「市川蝦蔵の暫(しばらく)」

僕の大好きな国政の大首絵は残念な事に3点しか展示されれませんでした。
面白いところでは歌麿はこんな絵も描いていたのですね。ボルタニックアート?

勿論、晴信、歌麿、写楽、北斎、広重などの浮世絵どれも最高の状態のものばかり。
やっぱり本物は凄いです。
江戸東京博物館会館15周年記念特別展
ボストン美術館浮世絵名品展
by kawasemi104
| 2008-10-21 01:37
| アート






