横浜、山下公園の真向かいに建つホテルニューグランド。
創業は1927年、日本を代表するクラシックホテルのひとつです。
設計は銀座のシンボル、和光ビルの渡辺仁。
本館2階には映画「THE有頂天ホテル」に登場した「フェニックスルーム」があります。
また、315号室は連合軍最高司令官・マッカーサーが滞在し「勝利の間」と呼ばれ、彼が実際に使ったライティングデスクや椅子が保存されているそうです。
日本の洋食の黎明期、このホテルで修行したシェフたちは日本各地に巣立ち、帝国ホテル、ホテルオークラ、東京プリンスホテルなどの総料理長として腕を振るいました。
スパゲッティ・ナポリタン、ドリア、チャップスイ、プリン・ア・ラ・モード、ラムボールこれらすべてニューグランドがルーツとされています。ビーフシチューやローストビーフなど、数々の洋食を日本人の味覚に合うように改良したのもニューグランドなのです。
本館1階のザ・カフェでは当時と変わらないレシピのナポリタンをいただくことが出来ます。

戦後、連合軍に接収されていたころ、軍用食として出されていたスパゲッティとトマトケチャップをあえて作った料理にヒントを得て、2代目総料理長、入江茂忠氏がトマトケチャップのかわりに刻んだニンニクにタマネギや生トマト、トマトペーストを入れ、オリーブオイルをたっぷり使ったトマトソースであえたのが始まりだそうです。
ん~、なるほど・・・なんだか懐かしいような・・・
味は庶民的なんだけど、お値段はホテル的でした^^;。
元祖ナポリタン、お試しあれ~^^。
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